付き合っているか、両想いの男女。
気づいたら、女は他の男とハメまくりで、心まで奪われていた……。
「こんなこと、許されていいのかよっ!」
それでは、どこぞの主人公みたいなシチュエーションを語ります。
舞台ごとにNTR名作がある!?
ご紹介するのは、以下の4つ。
どれも名作ですが、NTRを含むアドベンチャー!
アメリ・ブランシェットは何度も堕ちる
トップバッターは、この作品。
『アメリ・ブランシェットは何度も堕ちる ~カレドニー魔法学院と繰り返す一週間~』です。
はい。
なろう小説のようなタイトルですね!
異世界ファンタジーの寄宿学校に潜入するも、相方のアメリは流れるように寝取られます。
ご紹介する4作品の中で唯一、「アメリの浮気Hを防げない」という仕様です。
戦闘で敗北せず、エロ攻撃を防げば、比較的マシ。
でも、この同人エロゲは、「タイムリープと同時に、アメリが性経験を持ち越す」のが醍醐味♥
Nebel Geisterjäger ~ 始まりの子羊
『Nebel Geisterjäger ~ 始まりの子羊』は、現代ファンタジー。
仕事で訪れた田舎に、ヤリチンの上司も!?
「恋人の柏崎加奈を守るため、必死に整えて、電話をかけまくり、オフにも彼女から離れない」
涙ぐましい努力を続ける主人公。
エロゲ系としては珍しい、端正な顔を見せている主人公。
監視カメラで盗撮するシーンが多く、場合によっては、まさに浮気Hをしている光景を……。
プレイヤーのお好みで、下半身のサイズも決められます。
しかし、三角関係の裏には、隠された謎が!?
オカルト系のミステリーとしても楽しめる、骨太なゲームです♪
淫習のカクリヨ村~メスバレ厳禁モラトリアム~
ひょんなことから迷い込んだ、幽世の村。
Hを覚えたばかりの2人は、邪魔されない日本家屋で愛し合うも……。
「女はオスに絶対服従!」
この淫らな掟と、性別を偽ることが禁忌ゆえの、インモラルな生活へ♥
毎日愛し合っている女子が、他の男に弱みを握られ、調教された!?
これだけの純愛で、容赦なく行われるNTR展開。
あるいは、村人に「性別の偽り」を知られれば、待っているのは悲劇だけ……。
夏色のコワレモノ
引っ越しは、今生の別れ。
両片思いの男女は、最後の夏休みを1つ屋根の下で過ごす。
田舎には若い女を求めている男が多く、何も動かず、榎本涼香を1人にすれば……。
主人公の知らない間に迫られ、ズルズルと体を許していき、最後の一線を超える涼香。
彼女は他の男にオッパイを揉まれ、吸われた翌日も、笑顔で挨拶します。
いったんHをすれば、今度は「主人公や家族に知られないため」と、守りに入ります。
体を重ねるうちに、自身の行為を正当化していき、心まで塗り替えられる涼香。
揺れ動く女心と、辛い状態は、普段なら突っぱねる男のアプローチも浸透♥
寝取られる男主人公は抵抗する?
自分の女が奪われそうになれば、誰だって抵抗します。
それは、Mにあるまじき行為……。
純粋なNTRは同人エロゲでもニッチ
男が女を寝取られるのは、Mに分類されます。
ただ、これには諸説ありまして――
「自分が選んだ女に詰られるのがいいのであって、M男だから、は暴論だ!」
「M男だって、自分の女がとられるのは嫌だよ?」
このような反対意見も、根強いです。
純粋なNTRは、男主人公の視点で、寝取られる女たちを眺めます。
その行為を見ながら、オナニーはしますけど。
乗り込んで、腰を振っている男をぶん殴るのはNGです。
最後は、男主人公が惨めなままでフェードアウトか、破滅。
逆NTRでも、彼女や妻を裏切り、本番をしないままで搾精され続け、社会的にドロップアウト。
そこまで筋金入りのユーザーは少なく、かなりニッチです。
なろう小説の影響で「打開する」ルートも
「人気があるNTRは?」
その質問には、前述した4作品を挙げます。
なろう小説の影響か、NTR阻止や、最後は取り返すルートも!?
プレイヤーの操作があれど、男主人公は立ち上がり、必死にあがきます。
「無抵抗のまま、ひたすらに落ちぶれていくNTR」が、否定されているのです。
たとえば、『アメリ・ブランシェットは何度も堕ちる ~カレドニー魔法学院と繰り返す一週間~』。
成す術もなく、どす黒い性器になっていく彼女を見つつも、チートで時間を巻き戻しつつ、本人もエロハプニングやHがある展開です。
処女は必ず奪われる作品も
NTRだけに、ヒロインの処女を奪われる展開も!
その場合は、「彼女を取り戻せた」という達成感のみ。
他の男に抱かれるNTRとあって、「心までは!」と抗うヒロイン。
「どうしても気になるのなら、そういう同人エロゲを選ぶな」という話ですが……。
ルート分岐としてのNTRは、OFFにできるケースが増えてきました。
こちらは必須ではなく、「システムで対応する」という考え。
システム設定ではなくても、「このままでは危険だ!」のように、プレイヤーへ教えます。
全く匂わせず、いきなりNTRは、あまり見られません。
段階的なHイベントが、最近の流行りですし……。
男主人公は戦わなければならない
どれだけ無力でも、格好悪くても、戦わなければなりません!
Hイベントを見るための同人エロゲですら、この流れ。
受け身の主人公はエロゲでも売れず
前述した「ずっと受け身」というNTRは、この鉄則を守っていません。
ひたすらにウジウジするか、口説かれている様子に気づかず。
「BSSだったのに……」「俺と愛し合っていたはずなのに!」は、支持されず。
主人公は自分の考えを主張して、ヒロインを寝取られないよう努力。
そうでなければ、「感情移入どころか、お金と時間を費やす価値がない」と見なされます。
『ひぐらしのなく頃に』の前原圭一は、暴走しながらも戦いました。
時には原因となったものの、「何も知らないキャラだし」と許せたのです。
圭一が行動し続けて、味方を作ろうとしたから……。
NTRを防ぐことが目的というだけ
NTR作品には、「ヒロインを寝取られる」というHイベントも必須!
大きく分けて、2種類の方法へ……。
- オープニングか、序盤の山場で寝取りH
- 処女のままで防げるものの、常にヒロインを守る
1番目は、強制的にNTRとなるパターン。
「初めては男主人公」の心遣いも見られ、ガチのNTRユーザーにしてみれば、生温い。
2番目は、処女クリア(主人公とのHは除く)が可能であるものの、とにかく大変!
間男に隙を見せないため、電話をかけまくり、ヒロインを支援して、マンツーマンディフェンス♪
主人公への感情移入でダメージ増減
ヒロインが、寝取られるシーン。
そのHを見れば、プレイヤーの脳すら破壊!?
『夏色のコワレモノ』のように、自分と一体化しやすい場合は、要注意!
ガチで、凹みますから……。
それはさておき!
NTRで大ヒットの同人エロゲは、「プレイヤーを不愉快にさせない」を徹底!
『夏色のコワレモノ』で言えば、「ヒロインの気持ちをチェックできて、間男のフラグ管理も分かりやすい」となっています。
だからこそ、周回プレイが苦にならず、「激辛カップ焼きそば」のような娯楽に♪
まとめ
今はNTRを1つのゲームに仕上げ、「プレイヤーが頑張れば、ヒロインを守れる」という流れ。
純粋な寝取られは少なく、あっても「寝取る男としての活躍」です。
M男として「両想いだった女を奪われ、心まで離れていく」の展開は、もう時代遅れ!?
そもそも、ゲームとして成立させにくい。
「女を守りつつ、迫りくる男を撃退するか、それに靡かないよう、2人の関係を強めていく」のほうが分かりやすく、スリリング!
現実ではあり得ない、男女の関係をゲームにする。
それこそが、同人エロゲにおけるNTRです。