女子バスケ部のエースである榎本涼香は、田舎村で一緒に育った女子。
実は両片思いであるものの、お互いに今の関係を壊す勇気がなく、甘酸っぱい関係のまま。
両親の都合で都会へ引っ越す主人公は、夏休みだけ彼女の家に泊まることに……。
2人の想いは通じ合い、晴れて恋人同士になるのか?
それとも、虎視眈々と狙う男に味わい尽くされ、他人棒で満足するNTRに!?
夏色のコワレモノは、すぐに壊れてしまう、青春そのもの。
作品の概要
一人前の男は、自分の女を他のオスから守る!
学校で教えてくれない、本当に大切なことの1つです。
両片思いで最後の夏休み
このゲームは、夏休みの男子バージョンの『Nebel Geisterjäger ~ 始まりの子羊』です。
スマホ、SNSアプリを用いて、ヒロインの榎本涼香をチェック可能!
- 深層心理メータで、ハートの分布を見る
- スマホ通話で、「涼香が男とヤッていないか?」を確認
- 男子用の裏チャットで、噂やH画像をチェック
- 彼女の手帳を覗き見ることで、日付の「♥」などを確認
まだ自分では暮らせない男子らしく、ほのぼのとしたツールばかり!
思いを寄せている女をNTRされ、脳破壊される展開ですが……。
6人の間男が涼香を狙う!?
『夏色のコワレモノ』の2人は、まだ付き合っていません。
BSSだけど、NTRにあらず。
似たようなシチュと言えば、『コクハクゲエム』です!
『コクハクゲエム』は色仕掛けだったものの、今度は逆!
田舎で貴重な若い女にあらゆる男が群がり、ハメ倒します。
- スケベ大好きな中年男
- 汚らしいホームレス
- 本能だけで動くエロガキ達
- いじめられっ子
- 女子に相手にされない童貞男
- 田舎につきものの不良
争奪戦に、これだけの竿役がエントリー!
主人公と別行動の間にNTRされるため、「気づいたら……」というオチに。
放置した主人公の自業自得
『Nebel Geisterjäger ~ 始まりの子羊』と同じで、榎本涼香は自動的に寝取られます。
こちらの主人公は両片思いで、深層心理メータによる証明!
「夏休みだから、マップを隅々まで探索するぞ♪」
「お姉さんは、何をやっているかな?」
暢気なプレイをしていると、その裏でNTR。
6人のいずれかに口説かれ、生オッパイを揉みしだかれた後で、処女喪失へ!?
『夏色のコワレモノ』の全ては、あなたの行動の結果です。
それをお忘れなきよう……。
ヴァイゼの感想
感情移入したNTRは、他の追随を許しません!
それでいながら、「彼女を放置していたからだろ?」と言えるだけの展開……。
知らない間にNTRされる涼香
『夏色のコワレモノ』は、榎本涼香の反応が生々しいです。
リアルにいる女子と同じように動き、考えます。
最初の深層心理メータは、「主人公が中央で、♥マークに囲まれている」という状態。
いずれかの間男と接触すれば、アプローチにだんだんと揺れていき、違う男が中央へ……。
女の思考は、常に上書き。
過去は消されてしまい、今を肯定するのです。
主人公が知らないまま、どこかのマップで発生する♥。
それは口説かれている証で、放置していると、やがて本番へ!?
『あまえんぼ』の対極
要するに、『あまえんぼ』のモブ視点です。
あちらでは絶倫で、無意識に催眠を使っているボク君が、出会う女を片っ端からHしていました。
『夏色のコワレモノ』の榎本涼香は、よくある心理。
「大好きだけど、告白して拒絶されたくない」という、不安定な状態です。
こちらに催眠はなく、「自分を求める男に流されてしまっただけ」というオチ。
人間は、早く安定したいのですよ?
「大好きだし、夏休みの1ヶ月を同じ屋根の下だけど、それが終わったら遠くへ行っちゃう」
考えるだけで胸が辛くなるのに、主人公は自分に無関心。
どれだけクズでも、目先の男に抱かれて安心したくなります。
主人公は、どうせ引っ越す相手。
綺麗な思い出のまま別れ、自分は新しい男とまぐわい続けて、その日常が続くと……。
「現代の夏休み」を描いた名作
この同人エロゲは、「現代の夏休み」に対する回答です。
スマホとSNSがある社会で、ままならぬNTRと戦う男子……。
『夏色のコワレモノ』が携帯すらない昭和、平成なら、主人公は何も知らず。
処女を奪われ、精液が染みついた下半身を隠しつつ、笑顔のお別れへ……。
オスは、自分のアピールをしたがる生き物。
学校の裏サイトで、自分が口説いた女子の画像をアップして、誇ります。
それを見る主人公……。
この物語は、他の男子を愛している女子を奪い、心まで染め上げる、オスの本領を味わう間男に対して、否応なく知った主人公の悲哀です。
他の男のモノになった榎本涼香に問い詰めても、最初は惚けて、最後は逆ギレするだけ。
「セックスは生活の一部だ」と実感
生々しすぎる、女の心変わり。
男は種をばらまくだけですが、女はその胎で受け止めて、子を産みます。
それゆえ、「いったん心を移したら、戻れない」という結論。
貞操観念逆転やディストピアなら、そこらじゅうでHが行われ、アへ顔の女も。
けれど、それはあり得ない。
女が一番嫌がるのは、「周りに自分がヤリマン、尻軽と思われる」ということ。
主人公は、家族同士の付き合いがあり、自分の大事な思い出。
それは大きなアドバンテージで、同時にデメリット。
男女のセックスは、こそこそと。
「まだ大好きで、家族とも親しいから、主人公に知られたくない……」
この状態に陥ったら、榎本涼香は目の前の男に体を許すだけ。
じゃないと、周囲にバラされて、社会的に死にますから。
魅力的な女を狙う男は多い
NTRですが、全ては主人公とプレイヤーのせい。
他の同人エロゲは「やむを得ない事情があった」とするところで、容赦ない正論。
幼馴染の彼女との思い出を見つけ出せ!
2人の絆、運動、知識、生活のパラメータを上げつつ、周りの男に付け入るスキを与えない。
それでこそ、榎本涼香と向き合い、告白を成功させられます。
育成ギャルゲーの側面も!
「田舎はやることがないから、ヤる」
それを丁寧に描いた、男女の愛液の臭いすら感じ取れる、人間ドラマ。
女バスのエースは、「気が強い女子」の代名詞。
見た目も納得できる涼香が、心の隙を突かれ、社会のクズどもに流されていく……。
「魅力的な女子がいれば、どいつもハメたがる」
まったく言い訳のできない現実と、プレイヤーまで脳破壊されるNTRがここに!
彼女はずっと、あなたのことが好きでした。
夏休みの中盤ぐらいまでは、ね?