二つ返事のアンデッド少女との大冒険！完全純愛のＲＰＧの結末は？

かつては秀才、今はクズ。
「てめえに飲ませる酒は、ねえ！」と蹴り飛ばされた主人公は、地下墓地で目覚めた。

薄暗い地下にいた美女、フォクシィの意味深なセリフと、謀はかられたように見つけた死霊術により、アンデッド少女のカガリビを使役する。
Yes My Lordと答えるだけの、もう死んでいる相棒を引き連れ、地上を目指すが……。

作品の概要

異世界だから、何でもアリ！
『Yes My Lord』は、よくあるハーレム展開ではなく、完全純愛♥

『Yes My Lord』のオープニングで、主人公の置かれた状況。
チュートリアルを兼ねたバトルをこなせば、説明が終わります。

明らかに特別な存在である、カガリビの過去。
主人公に死霊術を使わせた美女、フォクシィの狙いは？

カガリビを戦わせつつ、主人公は突き進みます。
明かされていく謎と、表情が豊かになっていく少女。
その先には……。

主人公は、カガリビが頼り。
ターン制コマンドバトルで彼女を操作しますが、戦術によって大きく変わる！

死霊術による回復、バフで、戦闘を有利に♪
ＳＰがある限り、ターンを消費せず、何度でも使えます。

敵を倒すことで得られるSoulを消費すれば、スキルの習得と強化。
衣装を入手すれば、新たなスタイルも解禁。
ジェムの装備でも、カガリビに特徴を持たせることが可能！

Ｈの相手は、基本的にカガリビ。
生死と精子をかけているわけで、『Yes My Lord』の魅力の大半。

アクションゲームとは違い、じっくり考えられる。
上手く噛かみ合えば、ミニキャラの美少女が動きまくり、敵にコンボを決める爽快感そうかいかんも！

レベルアップの他に、成長システムによる、バトル中の成長も！
戦っている間に強くなり、逆転する、熱い展開になる!?

惜しい作品です。
最後までプレイすれば感動できるが、「アンデッド少女」は尖とがっている。

ツクール制なのに、独自の戦闘システム。
細部まで丁寧に作られたフィールド。
先が気になって、感動できるストーリー。

控え目に言っても、１万オーバーの実力。
しかし、2023年9月の時点で、6,400ぐらいの販売数。

『Yes My Lord』には、アンデッド少女だけ。
ネクロフィアという性癖になってしまい、入口で損をしている感じ。

根底から覆くつがえってしまうものの、これがアンドロイドだったら、もっと売れていた。
「アンデッドが必要だった」と分かりますが、面白いだけに、歯がゆく思えます。

ゾンビとＨするゲームは、いくつもあります。
『The Dead End ～呪われし迷宮と乙女達～ ALL IN ONE EDITION』は、「まだ生きている人間を助ける」という選択が可能。

ネクロチックシリーズと銘打っており、ネクロフィアの性癖と、正面から向き合っています。
「嫌なら、睡眠姦にできるよ！」という、配慮も……。

『Yes My Lord』は、死んでいるカガリビ。
プレイヤーに選択の余地がなく、好き嫌いが出ます。

アンデッドは敷居が高く、他に選べないことで、より一層のアピール。
「自分はネクロフィア」と認めざるを得ず、無意識に嫌悪する……。

『Yes My Lord』は、名作！
感情を見せず、絶対服従のカガリビと、少しずつ愛情を育んでいくプロセスは、味わい深い。

敗北ＨやＮＴＲがなく、そちらの点では安心してプレイできます。
何も分からない状況から、どんどん明かされていく真実。

『淫界人柱アラカ～ＪＫ退魔師ホラー探索ＲＰＧ～』と似ていますが、アラカはＮＴＲなしのＨ。
「本人が諦めない限り、何度でも立ち上がる」という、少年漫画のような展開でした。

純愛路線でヒロインに集中するため、ゾンビであることが引っかかる。
「ムラムラして、どうしようもない」という理由をつけても、首をかしげます。

ダメ出しばかりですが、『Yes My Lord』はお買い得。
Ｈの種類も豊富で、コスチュームプレイによるソープと、飽きない展開。
一部はアニメーションをするため、迫力満点♪

「異世界ファンタジー」という点を踏まえても、幻想的。
地下墓地からの怒涛どとうのストーリーは、良質のアニメを見ているよう……。

死霊術に誘導された主人公と、死体でありながら気品があるカガリビ。
必死に支え合う２人は、群がる敵を蹴散らし、正気を失う空間を進みつつ、結末を迎える。

「死体とヤルのは、ちょっと……」という方も、体験版をどうぞ！

カガリビは、カスタマイズによって、色々な姿を見せてくれます。

「パワータイプで、ゴリ押し」
「空中へ飛ばすコンボで、華麗に決める」
「手数を増やして、安定した勝利！」

プレイヤーの数だけ、カガリビの強化や戦闘スタイルがあります。
操作する必要がないから、楽しく。
まるでボクシングのセコンドのように、指示を出す立場。

周回プレイをする内容ではないが、嵌はまる人には最高のエロゲー！
これだけ丁寧に作り、ストーリーに気を配った作品は、他にありません。