ストレスフリーなのに、初見クリアはできない？
一見すると、矛盾しているゲームバランス。
妻獲り迷宮~シェラリィドの異種姦終身刑~は、シェラリィドと一緒に、敗北を重ねます。
だからこそ、彼女の気持ちを楽しみ、本当に救えた時の感動も味わえる……。
作品の概要
世界観がダークで、冒頭からプレイヤーを振るい落とします。
最初に「こうだ！」と提示してくれるから、ミスマッチがありません。
モンスターの苗床になった姉
主人公は、シェラリィド・ネオ・メガロス。
グアラロドンという、角と翼がある種族で、基本的に脳筋。
名家のお嬢様ですが、姉２人がモンスターに負けて、孕ませックスで妊娠。
左の画像で分かる通り、晒し者にされたうえ、追放されました。
１人だけ残されたシェラリィドは、メガロス家を復興するべく、冒険者に身をやつしての実績作りへ……。
妻獲り迷宮の呪い
ある日、シェラリィドは、「克己の呪い」をかけられました。
その場で犯さない、不思議な魔物に。
別名、『妻獲り迷宮～シェラリィドの異種姦終身刑～』と言われており、彼女は人が遠ざかった教会へ。
そこでは、彼女と同じ呪いを受けた女たちが生活しており、呪いを解くために、それぞれで頑張っていました。
「自身の内面を反映する」と言われる迷宮を突破して、無事に解呪できるのか！？
自分で負けを認めたら終わり
出オチになっていますが、『妻獲り迷宮～シェラリィドの異種姦終身刑～』は、負けを積み重ねるゲーム。
「力が全て」の種族で、名家の生まれ。
鍛え続けたシェラリィドは、年齢のわりに、かなり強いです。
けれど、妻獲り迷宮は永久デバフがつき、どんどん弱体化していく仕様。
快楽を覚えさせられた挙句に、心が折れた時点で、異種姦終身刑として、未来永劫のＨに……。
ヴァイゼの感想！
「エロいだけではなく、面白い！」
その一言に、尽きます。
モン娘が主役の珍しい物語
『妻獲り迷宮～シェラリィドの異種姦終身刑～』は、モンスター娘が主役。
これは非常に珍しく、「サキュバスだから、Ｈ三昧」とはならず。
大真面目に、エロ攻撃をしてくる敵と、戦っています。
ストーリーは、王道。
貴種流離譚になっていて、「落ちぶれた名家のお嬢様が、再び成り上がる」という話です。
しかも、シナリオライターは、あの犬侍さん。
この方は、１８禁バージョンの「小説家になろう」である、ノクターンノベルズの上位ランカーです。
ノクターンは知名度が低いものの、上位になることは難しい。
そこで安定の人気を誇り、同人エロゲでも大活躍！
ストレスフリーで理想的なオカズ
同人エロゲでありながら、屈指のユーザーフレンドリー！
負け続ける展開でも、ダンジョンは迷路ではなく、レベル上げもなし！！
グッドエンド攻略は、迷宮の秘密に気づく必要があります。
公式サイトでは、「オナニーフレンドリー」と呼んでおり、開始１０秒のＨシーン、５分に１回のＨシーンを見られる仕様。
サクサクと遊び、３時間でクリア。
でも、決して「短い」とは感じず、むしろ満足できる感覚に……。
あなたは処女クリアできるか？
『妻獲り迷宮～シェラリィドの異種姦終身刑～』は、シェラリィドが負け続けます。
勝てる強さがあるのに、なぜか負ける。
重要なのは、それぞれの苦手、避けている部分をダンジョンにすること。
無理にマップを作らず、シャキッと瑞々しい野菜のように、どんどん進めます。
鮮度がある、面白さ。
プロの作家だけあって、言い回しや、演出が上手いです。
引き延ばしをせず、むしろ「ユーザーが不快に感じる部分を削れるだけ削った」という感じ。
重なり続けるバステで弱くなる
シェラリィドは、自分を犯す敵と戦うほど、弱くなっていきます。
最初の教会でも、「助かりたければ、最初の１回でクリアするしかない」という情報が……。
気が強い処女のシェラリィドを牝にしていくのは、格別の味です。
それに、何も知らない初見では、その道を進むだけ。
制作した「I’m moralist」様は、「１つの物語で、文字では難しい表現をするためにゲーム化」という作風。
全てが計算されており、人間心理の盲点をついたギミックです。
初見クリアは、原則できない。
けれど、それだけでは終わらず、初見プレイも「みじめな敗北を続け、孕みメス」で、何度でも抜けます。
プレイヤーが感情移入しやすい
『妻獲り迷宮～シェラリィドの異種姦終身刑～』は、シェラリィドだけ。
他のＮＰＣは、情報を与えるだけの舞台装置。
ダンジョンにいる化け物、ギミックも、彼女に話しかけません。
Ｈステータスにおける説明も、短編小説ぐらいのボリューム。
卵管などで、ねっとり描写する同人エロゲは、これぐらいです。
プレイするほど、主人公のシェラリィドに、感情移入します。
雑音がなく、スーッと、集中できる環境。
散々に負けて、シェラリィドを異種姦終身刑へ堕とす。
その後で、グッドエンドを迎えたら、あなたはきっと驚き、「やられた！」と言うでしょう。
