とある、田舎町。
捨てられたものを拾い、それを売って生計を立てている、グレーゾーンの主人公。
彼は、ある日、廃墟の中で女子を買えることを知り……。
さがしものは、セーラー服の中？
あるいは、もう少し、年上？
作品の概要
『さがしもの』と同じシステムで、よりドラマチックな物語。
今回の主人公は、前作とは違い、物をくすねては売り飛ばす、いわゆるクズです。
よりダイナミックにお金稼ぎ
前作の『さがしもの』は、女子を買う金を稼ぐことが、大変でした。
その反省を活かし、『さがしもの』では、「物を拾うか、パクって売る」という路線に……。
スラムの住人と同じ生活をする主人公は、ある日、廃墟の中で、売春をする女子と遭遇。
そこから、全てが始まりました……。
小悪党だけに、「どっちも、どっち！」と言いたくなる、クライムストーリー！
ここでは、隙を見せたほうが、悪いのです。
どちらもクズでお金が目的
『さがしもの』は、廃墟の中で、女子が待っています。
いきなり出現するため、「うわっ！？」と、驚く展開。
同じ女子を買い続けると、画像を入手できて、他の女子を含め、それを見ながらのＨが可能！
お互いに一般人だった『まなびや』から、悪サイドに。
そのため、けっこう容赦なく、イベントでは、暴力沙汰にも……。
前作よりもドラマチックな展開
変化をつけるためか、社会人らしき服装の女も。
前作から続投のキャラは、いません。
「女子がいる場所には、キャンドルが灯されている」など、前作の問題点を潰しています。
ただし、暗い廃墟をさまよい、見つけた女子との淫靡な時間を楽しむ、という雰囲気ゲー。
間違っても、「主人公が、売りをしている女子を救う」わけではなく、むしろ逆。
深く考えずに、ダークな世界観と、ストーリーを楽しみましょう。
ヴァイゼの感想
主人公が、悪女に振り回されています。
この展開には、賛否両論があるでしょう。
廃墟フェチにはたまらない
今回は、廃校ではなく、廃墟の中。
相変わらず、真っ暗だから、女子を見つけても、まず驚きます。
『さがしもの』の醍醐味は、この廃墟探索。
普通に制服ＪＫを見たいのなら、別の同人エロゲが向いています。
もっとも、この背徳感は、他にありません。
「周囲に見つからないよう、こそこそと出向き、同じく、こそこそとＨをする」の流れは、本当にインモラル♪
大人の女がいて、そちらは、女子校生より狂暴。
主人公が殴られたりと、衝撃的なイベントも……。
前作の主人公が吹っ切れた感じ
前作の『まなびや』は、主人公が、善良な市民でした。
それゆえ、現役ＪＫと出会い、束の間の交流をして、立ち去っただけ。
いっぽう、この『さがしもの』の主人公は、田舎町に住んでいる、ただのクズ。
引越す予定はなく、落ちている物を拾い、持ち主が目を離したバッグからも盗み、金に換える日々。
どこまでも続く、同じ作業をするだけの日常。
それこそ、前作との大きな違い！
最終的なエンディングも、退廃的。
ある意味では、「悪の大勝利！」と呼べる内容で、何も解決しません。
なぜか背徳的に感じる不思議
スマホのカメラで撮影し続けたように、暗く、情事をこっそり見ている構図。
「背徳的」という意味では、これ以上の同人エロゲは、ありません。
主観視点の弱みである、「女の顔を見られない」という問題点。
それを「スマホの画像を見る」と、斬新なアイディアで、興奮する材料にした点は、やっぱり凄いですね！
しかしながら、延々と暗い廃墟をさまよい、時にはプレイ中で、指名できず。
「人を選ぶ」ということも、否めません。
売春は、すでに客がいることも、想定内。
でも、「主人公だけを見ていない」という点は、モヤモヤします。
どちらも表に出られない身の上
『さがしもの』は、主人公と女のどちらも、表に出られない立場です。
現役ＪＫもいますが、売りがバレれば、身の破滅。
だからこそ、暴力による、短絡的な解決や、相手の制圧が、当たり前に……。
イベントは、刹那の快楽と、それに伴う、人間ドラマの連続。
どれもダウナーで、明るい青春とは程遠い。
拾った物を売るだけの、違法スレスレの主人公は、廃墟の売りを知って、軽々と最後の一線を越えます。
この点は、『まなびや』にはない、独自の強みです。
日本のスラムを見たような後味
戦後の日本では、「パンパン」と呼ばれる女たちがいて、体を売っていました。
今でも、街角に色々な国籍の女が立ち、不景気の昨今では、制服を着た女子も増えます。
まさに、スラムの光景です。
リアルで、そういった場所に行くのは危険ですが、こういったシミュレーターなら安全！
酒でも飲みながら、廃墟の中を歩き回り、見つけた女を犯しましょう。
イベントで２人の女とヤレるのも、前作にはない、魅力的なメリットです。
