魔女になった元少女!?女子大生の圭は何のために戦い続けるのか?

魔法少女だった、圭。
引退した彼女が引っ張り出され、街の平和を守る……必要があるの?

「ありがとう!」だけで、戦い続けても……。

高校と大学は違いすぎる!

大学生になれば、自分の判断だけで、カードを作れるし、怪しいバイトも。
親はもう、関係ありません!

一人暮らしは自由

都心らしき場所で、一人暮らし
それが、圭の日常です。

地元を離れた圭は、自分で動かなければ、挨拶をする相手すら……。

圭は、過去のトラウマで、引っ込み思案。
大学の講義でも、ボッチのまま、座っているだけ。

女子大生は、そういった日々でも、単位取得をすれば、やっていけます。

受験が目的だった若者は燃え尽き

『NHKにようこそ!』のように、「大学に入ったら、燃え尽きた」というケース。
これは、地元を離れて、上京した場合に、多く見られます。

『サブ救って!マジカルレヴァンティアチャンネル!~リスナー数で強くなる魔法少女~』の圭も、それと同じです。
ただ、若さのピークであることから、股を開けば、男はいくらでも、寄ってくるでしょう。

圭は、カジュアルに気崩した、女物のスーツです。
けれども、そのメンタルは幼く、脆い。

「魔法少女として、戦い続けた」
もはや、自分と、契約したマスコットだけが、覚えている事実……。

強制されない日々

「空っぽのまま、大人に」
同年代との関係がなく、大学生でも、友人に否定されることを嫌がり、距離を置く。

オープニングの描写では、「休んだ場合のノートや、レポート」を写させてもらうだけの友人もいません。
後輩のレイナは、積極的に絡んでくれるものの……。

日アサで、輝いていた魔法少女の、成れの果て
同性との会話が下手で、流行りも知らない。
圭は、強制されない日々に、すり潰されています。

いつ、キャンパスライフが破綻しても、おかしくないレベル。

対価のない仕事は無責任

「金を払わない仕事は、必ず、無責任となる」
とある漫画で、この名言が、誕生しました。

報酬と理解のどちらもないブラック

圭は、「金をもらわない仕事」で、人生を潰されました。

本来なら、警官のように「社会秩序を守った」という大義名分や、権威。
軍人であれば、「国家を守った」と、言えますが……。

魔法少女は、非公式です。
さらに、「自分がそうである」と、知られてはいけない。

危険に見合った報酬はなく、周囲の理解もないまま、圭は、グチャグチャに……。

街を守った圭は被害者である

圭は、被害者です。

街を守ったことを知られず。
貴重な時間と友人、本来なら積み上げたはずの経験は、ただ失われました。
お金にすら、換算されないまま……。

全てを奪われ、体だけが成長した圭は、怒るべきです
自分を滅茶苦茶にした、マスコットに!

その発想に至らない時点で、彼女はいつまでも、救われません。

新たな被害者として魔法少女コンビ

魔法少女の、ピンクキャンディーと、ブルーシャーベット。
この2人を見捨てられず、圭は、現役復帰。

その原因になったのも、やはり、マスコットの「カシューナッツ」でした……。

「ありがとう」で戦わされる、かつての自分。
ピンクキャンディーたちの、無邪気で、若さに満ちあふれた姿は、圭のトラウマを刺激して、止みません。

正直なところ、圭がまた危険にさらされる意味は、全くありません
魔法少女の2人が、自分で決めたことですし。
何よりも、マスコットをぶち転がすのが、先決です。

魔法少女は兵器で個人事業主

要するに、フリーランス。
魔法少女は、「これといった組織がなく、全て、自分だけ」という立場。

ヴィランを倒せる魔法少女は兵器

『サブ救って!マジカルレヴァンティアチャンネル!~リスナー数で強くなる魔法少女~』は、生身とは思えない力を発揮しているヴィランに、魔法少女が立ち向かいます。

ヴィランを倒せる時点で、魔法少女は、立派な兵器!
それが放置され、好き勝手に動いているのが、最初に考えるべきこと。

前述したように、「正当な報酬がないまま、戦い続ける」という選択では、必ず、闇落ち。
だって、釣り合いませんから!

まあ、正義のヒロインで、「人々のため、戦う!」に、収束しますが……。

指導役がおらず個人で放り出される

彼女たちは組織でないため、「運が悪ければ、ヴィランに倒され、悲惨な目に遭う」の末路。
生き延びた圭も、「同業だった魔法少女が、どうなったのか?」を知らない様子。

行き当たりばったりで、「見つけたヴィランと戦い、あるいは、他の魔法少女と共闘する」の連続。

この指導役の欠如は、マスコットの責任。
それでも、大半が乗り越えてしまい、根本的な原因が放置されるのは、『ゴブリンスレイヤー』のようですね。

わざと、魔法少女を分断して、グループにしていない感じも……。

夜のお店ぐらい過酷な競争

この状態は、夜のお店で働く、キャバ嬢と同じ。
ノルマ優先で、他の嬢は、ライバル。

あちらも、ストレスフルで、同じ経営者であるホストクラブに貢ぐという、悪循環。

同人エロゲだから、圭のバイトも、そっち系です
逆にお金を払ってまで、男に抱かれる光景は、もはや、失笑もの。

控え目に言っても、圭は、壊れています。
魔法少女の活動を認められず、ただ消耗したことで……。

圭が幸せになる未来とは!?

最後に、圭が幸せになる未来を、3つほど。
中身がスカスカになっているため、闇落ちしようが、今更です。

ヴィランになろう!

ぶっちゃけ、これが最善ですね。

魔法少女になったせいで、人生をぶっ壊されました。
であれば、それを埋めるのは、当然の権利です。

圭は、他人からの承認に、飢えています
質が悪いのは、本人に自覚がないこと。

自覚がなくても、ボロボロであることに、違いはなく……。

前述した、「お金をもらわない仕事は、無責任」という名言は、この矛盾を解決するため、手段を選ばなくなるから。

後輩の魔法少女を見捨てる

『サブ救って!マジカルレヴァンティアチャンネル!~リスナー数で強くなる魔法少女~』は、自分と他人の区別をつけることが、求められます。

自分を大事にするのなら、後輩の魔法少女は、「見捨てる」の一択!

マスコットが、「他の魔法少女をスカウトして、組織化する」など、責任を持つ話です。
それを圭に丸投げするとは、八つ裂きにされようが、文句を言えない所業。

話をすり替えているんですよね、これ。

正当な報酬と待遇を求める

マスコットを半殺しで、過去の仕事の分も、金を払わせましょう
それが、最低ライン!

「何も払えない」と開き直り、再び、「やりがいの搾取」を始めるのなら、相手にする価値もない。

街を歩けば、一部を支配しているヴィランと、出会うぐらい。
この環境であるのに、マスコットは何も調べておらず、魔法少女に丸投げする。

……やっぱり、ヴィランになったほうが、いいですね!

あるいは、ドMとして、そちらの世界で、たっぷりと可愛がってもらうか。