「誰もが、顔見知り」という、姫ケ島。
暑い夏に、名家の鬼怒里家の跡取り、心望というショタが、やってきた!
美少女のようなショタは、滞在先である、親戚の神宮家へ。
そこには、神宮マリサなどの、若い女たちがいて。
姫ヶ島は心夏びより~愛慾と嬉遊の夏物語~が、始まるのです。
作品の概要
1クールのアニメ。
話数で区切られており、明らかに、それを意識した構成です。
小さな島のスローライフ
姫ヶ島は、『サマータイムレンダ』の日都ヶ島のように、リアルな島です。
神社を守る神宮家の母娘に、沿岸の漁師たちと、それに合わせた食堂。
唯一の雑貨店である、姫ヶ島マートなど。
細部に至るまで、描きこまれた住宅や、生活道路は、いつまでも、眺められます!
BGMとしても素晴らしく、「真夏の離島」を味わいたい方に、オススメ!
平均プレイは、20時間という、大作です。
「親戚」を前面に出した物語
主人公の鬼怒里心望は、修行という名目で、訪問。
詳しい経緯は、体験版などの、ゲームを見てもらうとして……。
わりと、「親戚」を前面に出した、アグレッシブな作品です。
ただし、やることは、島を探検しつつ、女の子と仲良くなり、Hをする流れ。
夏休みが終われば、本土の実家へ戻ります。
初めて性を知った夏の思い出
『姫ヶ島は心夏びより~愛慾と嬉遊の夏物語~』は、「おねショタ」というより、アンダーっぽい感じ。
年上ですが、基本的に同年代か、年下の雰囲気。
一枚絵のCGはなく、全て、ドット絵のアニメーション。
その代わり、上の画像のように、生々しい絡みです。
虫相撲、お買い物、秘密基地と、夏休みの定番イベントが、盛りだくさん♪
鬼怒里心望は、まだ性を知らず、合法ロリの叔母から、手コキで、ビュッビュー♥
さあ、暑い夏と、柔らかい女体を堪能しましょう!
ヴァイゼの感想
離島で過ごす、気持ち良くて、楽しい夏休み。
ここにあるのは、「女を愛すれば、性を避けて通れない」という真理。
離島の生活を疑似体験
前述しましたが、離島のマップは、ずっと見ていられます。
恐ろしいほどの描き込みで、このために買っても、いいほど!
他の男キャラは、モブです。
NTRとならずに、鬼怒里心望は、心行くまで、狙った女子を口説けます。
ゲーム性より、ドラマ性を重視した作り。
主人公の心望も、よく喋っていて、ここは好き嫌いが分かれますね。
要するに、「プレイヤーが、ボク君というアバターに成りきる」とは、できず。
色々な事情を抱える心望を動かして、彼らの楽しい日々を見るだけ。
ドット絵にこだわったH
主人公が滞在する神宮家は、古い二階建て。
木造で、後付けしたようなベランダに、洗濯物を干しています。
海沿いだと、潮風が大変ですよね……。
いや、それは置いておいて。
「昭和の遺産」とも言うべき、古臭い感じが、逆にいいです。
キャラのドット絵も、よく動き、喋ります。
演劇のような、オーバーアクションがよく見られ、コミカルです。
オープニングで手に入る地図により、イベント発生も、チェック可能。
ヒロインと仲良くなろう!
攻略できるヒロインは、ハーフの神宮マリサなど、数人。
最初のHイベントに登場する叔母は、あくまで、性教育というだけ。
お姉さんでも、イラストの関係で、どれも可愛い。
主人公は、この島で初めて射精して、島の女たちに翻弄されるばかり♪
『姫ヶ島は心夏びより~愛慾と嬉遊の夏物語~』は、あえて、大人を登場させています。
家族の在り方も、大きなテーマです。
ともあれ、仲良くなれば、女子の部屋に入れて、お泊りも♥
秘密基地へ連れ込めば、Hをおねだりすることも、可。
商業クラスの完成度とプレイ時間
エロ抜きでも売れる、完成度。
特に、ドット絵が恐ろしいほどで、作った方は間違いなく、プロです。
斜め上から見下ろす、お馴染みの画面。
セックスで行う体位や、2人の位置も、しっかりと考えられています。
これを動かすのは難しく、一見の価値あり!
『姫ヶ島は心夏びより~愛慾と嬉遊の夏物語~』は、群像劇です。
以前に紹介した、『ぼくのひみつの夏休み』は、その正反対に、プレイヤーを遊ばせるための場でした。
「どちらが、いいのか?」という指摘に意味はなく、方向性の違いです。
同人エロゲで、これだけのドラマを作ったことを評価するべき。
主人公のショタは受け身
鬼怒里心望は、射精すら、知りませんでした。
「名家だから」というのは、言い訳にならず、むしろ逆です。
後継ぎを考えたら、性教育は、内々でやっておくべき話。
「姫ヶ島への派遣は、何が狙いなのか?」
答えが出ないまま、朝日が昇り、暮れていく。
「最初は痴女に弄ばれても、ちゃんと腰を振る!」
それが許されるのが、ショタです。
おねショタの夏休み系で、これだけ対等な関係は、珍しいです。
最終的な、心望の考えや結論を知りたければ、一緒に、姫ヶ島へ♪